令和3年度さくらユニバーサルカンパニーが決定しました

更新日:2023年08月24日

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令和3年度さくらユニバーサルカンパニーに2事業所が選ばれました

令和3年度「さくらユニバーサル表彰式」を行い、以下の2事業所が「さくらユニバーサルカンパニー」に認定されました。

  • 株式会社フジクラキューブ(佐倉市六崎)建物サービス業
  • 株式会社佐倉れんこん(佐倉市六崎)農業

佐倉市は、令和3年度より障害者雇用に積極的な事業所を表彰し、その取り組みを広める「さくらユニバーサルカンパニー表彰事業」をはじめました。

令和3年度さくらユニバーサルカンパニー表彰式を行いました

令和3年度さくらユニバーサルカンパニーが認定されたことに伴い、令和3年12月20日に「令和3年度 さくらユニバーサルカンパニー表彰式」を実施しました。
表彰式では、市長から表彰状の授与を行いました。

市長と株式会社フジクラキューブの代表者の男性が表彰状を一緒に持って立っており、その横に1人の女性が立っている写真

株式会社佐倉れんこんは、所用のため欠席されたので、後日表彰状の授与を行いました。

株式会社佐倉れんこんの代表者と市の職員が表彰状を一緒に持って立っている写真

令和3年度さくらユニバーサルカンパニーの障害者雇用取り組み事例の紹介

令和3年度さくらユニバーサルカンパニーに認定された2社の障害者雇用の取り組みをご紹介します。

株式会社フジクラキューブ

株式会社フジクラキューブは、平成27年にフジクラグループ全体の業務効率化及び地域の障害者雇用促進に貢献するため、株式会社フジクラの特例子会社として創業しました。
現在は、緑化、園芸、厚生、製造、印刷、洗濯、グリーンサービス、書類電子化の8つの分野のチームに分かれてサービスを展開しています。

室内の廊下をフローリング用のワイパーで清掃している職員の写真
芝刈り機を使ってグラウンドの芝を刈っている職員の写真
パソコンを使って作業をしている職員の写真
軽トラックの横に積まれた木材、芝刈り機と清掃作業をしている3人の職員の写真

会社概要

所在地:佐倉市六崎
業種:建物サービス業
全従業員数:32名(申請時点)
障害者雇用人数:21名(申請時点)
ホームページ::株式会社フジクラキューブ

障害者雇用の取り組み(抜粋)

  1. 特別支援学校からの職場実習の積極的な受け入れ
    県内3校の特別支援学校から、春、秋に高校3年生の実習を受け入れています。実習生は、実習を通じて、業務内容や社風が本人に合っているか確認することができ、入社後の従業員の定着に繋がっています。
  2. 障害者支援に詳しい専門の職員の配置
    厚生労働省が定義するジョブコーチを1名、そのほかにも障害のある従業員を補助する職員が、業務チームごとに配置されており、障害のある従業員が働きやすい環境整備に努めています。
  3. 地域への障害者雇用の理解の促進
    障害者雇用の理解の促進や、地域企業の障害者雇用の波及を目的とし、会社の存在を外部にPRする活動にも注力しています。具体的には、今年度より佐倉商工会議所に加入したこと、今年度の佐倉市主催の農商工啓発事業「佐倉・産業大博覧会」に出展したことが挙げられます。

緒方社長インタビュー

「社員が快適に働ける環境づくりのために、各業務をチームに分けて、その人に合ったチーム配属を行っています。ひとりひとりの個性、特性を見極めることが非常に大切だと思っています。」

働くかたインタビュー

洗濯チーム 志田さん
「洗濯作業の職場コード、ポケットチェックは1度もミスしないようきっちり確認しています。お客様に素晴らしいと満足させるため、自信をもって頑張ります。」

厚生チーム 宮内さん
「厚生チームで独身寮の日常清掃をしています。働いてお給料をもらえることが嬉しいです。定年まで長く働きたいです。」

株式会社佐倉れんこん

 株式会社佐倉れんこんは、平成29年創業のれんこん製造販売を行う事業者です。障害雇用のきっかけは、「求人を出していたところ、たまたま応募してきた方が障害のある方だった。」とのことで、偶然にも障害者雇用を始めました。しかし、障害のある従業員と働くうちに、経営者の障害者雇用への関心が高まり、障害者雇用にさらに積極的に取り組んでいます。

会社概要

所在地:佐倉市六崎
業種:農業(れんこんの生産、販売)
全従業員数:3名(申請時点)
障害者雇用人数:1名(申請時点)
ホームページ:佐倉れんこん

障害者雇用の取り組み(抜粋)

  1. 障害のある方が働く施設等への業務発注を実施
    障害者を直接雇用することの他に、定期的に市内の就労継続支援B型事業所への業務発注をしています。段ボールの組み立て、袋のシール貼り、れんこんの袋詰めなどの業務を委託しています。
  2. 社内のアナウンスを明確かつ簡潔に把握できる工夫
    障害のある従業員に業務の指示を行うとき、必ず具体的で誰でもわかるような指示を出すような工夫をしています。例えば、障害のある従業員に、れんこんの大きさで廃棄を分を見分ける作業を依頼するときは、廃棄の基準になるれんこんを作業机に置くなど作業内容の可視化を行います。
  3. 福祉連携の実証実験への参加
    千葉県が農福連携施策の一環として行う「お試しノウフク」という実証実験に現在参加しました。本事業は、県内の農業者が期間限定で福祉事業所等から障害者を受け入れ、その効果を図るものです。この取組の中で、約2か月間週3日、就労継続支援B型事業所から2名の障害者を受け入れました。

経営者 松本さんインタビュー

「経営者として、働きたいという方を働かせてあげることが大事だと思います。農業のような仕事だとルーティンワークが多いので、障害者のかたでも活躍する場があると思います。」

働くかたインタビュー

「れんこんの配達でスーパーなどに行ったとき、お客様に『美味しいよ』とか『ありがとう』と言われると、苦労してやった甲斐があるなと思います。」

佐倉市の障害者雇用支援

 佐倉市では、障害者雇用支援施策として、「さくらユニバーサルカンパニー表彰」事業の他にも、障害者雇用を行う事業所へ奨励金を交付する「佐倉市障害者雇用促進奨励金」事業を実施しています。制度の詳細は、下記リンクをご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

[経済環境部]商工振興課(多様な働き方推進班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6529
ファクス:043-484-5061

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