下水道のデザインマンホールを制作しました
デザインマンホールを制作しました
昭和42年(1967年)6月27日に供用開始した佐倉市下水道事業は、令和3年7月で55年目を迎えます。私たちの暮らしの中であたり前に存在し、脚光を浴びない下水道。一方、下水道関連施設の中で一番身近なマンホール。より多くの方々に下水道について、関心を持ってもらうために、デザインマンホール蓋(φ600サイズ)を制作しました。制作したデザインマンホールは、市内に設置し、更にマンホールカードを発行し、無料配布を行う予定です。
このデザインマンホールは平成24年に締結した「佐倉市と学校法人女子美術大学との連携共働に関する協定」に基づき、女子美術大学との連携事業で作成したものです。
デザインは、同大学芸術学部4年中島望里さんによるもので、佐倉市の花々(桜、チューリップ、花菖蒲、コスモス、竹)を文様(もんよう)化したものです。
佐倉市のデザインマンホール
感謝状の贈呈とデザインマンホールのお披露目
デザインを手がけた中島さんにも参加いたたき、感謝状を贈呈するとともに、佐倉市役所内で「デザインマンホールお披露目」を行いました。
左から染井副市長、西田市長、デザインした中島さん、関口上下水道事業管理者
デザインマンホールの制作にあたって
デザインの依頼にあたっては、「デザインの題材は自由とする。ただし、佐倉市の特色を含めること」としました。デザインする学生さんたちは、佐倉市のことをほぼ知らない中、インターネット、佐倉市で発行されているパンフレットなどをもとに、制作に取り組んでいただき、大変苦労されたと思います。
この事業は、教育、文化、まちづくり等の分野で相互に協力し、佐倉市を知ってもらう「地域社会の発展」と学生さんたちの「人材育成に寄与する」ことを両立したものだと思います。
今後も、多くの方に佐倉市を知ってもらえることを期待するとともに、学生さんたちが活躍されることを楽しみにしております。
学校法人女子美術大学との連携事業とは
順天堂創設者の佐藤泰然の孫であり、日本の近代における女子教育の先駆者である佐藤志津は、学校法人女子美術大学の創世期に第二代校長を務めました。また、志津の夫の佐藤進は順天堂三代目堂主の傍ら、女子美術大学の第三代校長を務めるなど、佐倉市と学校法人女子美術大学は歴史的につながりが深い関係にあります。このつながりを現在に活かすため、佐倉市と学校法人女子美術大学は、教育、文化、まちづくり等の分野で相互に協力し、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的に協定を締結しています。
デザインマンホールとは
デザインマンホール(もしくはご当地マンホール)とは、日本全国各地に存在する、各地域独特の意匠を取り入れたマンホールの蓋です。全国ではデザインマンホールが注目されており、マンホールカードも発行されるなど話題を集めています。
マンホールカード
マンホールカードは、デザインの説明や由来等をカード化したもので、下水道広報プラットホーム(注釈)から全国に紹介され、令和4年1月現在、837種、607の自治体から発行されています。
なお、佐倉市のマンホールカードは、令和4年1月15日から配布を開始します。
(注釈)マンホールカードについては、下記リンクをクリックするとご確認できます(佐倉市ホームページ)
下水道広報プラットホーム
「下水道広報プラットホーム」(GKP)は、公益社団法人日本下水道協会が事務局となり、下水道への理解を深めてもらうべく、全国ネットワークの構築と情報交流・連携を目指して立ち上げられた組織です。その活動のひとつとして、マンホールカードの制作を行っています。
四季折々の花や緑と出会える
デザインマンホールに文様化された花々と出会える場所です。
桜(市の木)
佐倉城址公園(佐倉城址のさくら)
(注意)桜の見ごろは3月下旬~4月上旬です
チューリップ
佐倉ふるさと広場(佐倉チューリップフェスタ)
(注意)チューリップの見ごろは4月上旬~下旬です
花菖蒲(市の花)
佐倉城址公園(佐倉城下町 菖蒲まつり)
(注意)花菖蒲の見ごろは6月上旬~中旬です
コスモス
佐倉ふるさと広場(佐倉コスモスフェスタ)
(注意)コスモスの見ごろは10月上旬~下旬です
竹
ひよどり坂
(注意)竹林の見ごろは通年です
更新日:2022年06月01日