知っているようで知らない?「糖尿病」

更新日:2023年11月01日

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毎年11月14日は「世界糖尿病デー」

毎年11月14日は「世界糖尿病デー」。
また、毎年11月14日を含む一週間を「全国糖尿病週間」としています。
今年は、11月12日(日曜日)から11月18日(土曜日)となります。

糖尿病とその現状

糖尿病とは、インスリンというホルモンがうまく作用しないことで、ブドウ糖が利用されずに血液中に溢れてしまう病気です。血液中のブドウ糖の濃度のことを、「血糖値」といいます。

厚生労働省が実施する「国民健康・栄養調査」の最近の結果によると、糖尿病や糖尿病が疑われる人の合計は、20歳以上の男性ではおよそ5人に1人、女性ではおよそ10人に1人と推定されています。

糖尿病は、初期では痛みなどの自覚症状がほとんどありません知らず知らずのうちに血管が傷つき、動脈硬化が進んでいきます。そのまま放っておくと、「脳卒中」や「心筋梗塞」、「腎症」等の様々な合併症を起こすため、日頃からの予防・早期発見・確実な治療が大切です。

糖尿病は、“痩せている人”も要注意!

「痩せているから糖尿病は大丈夫!」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は痩せていても糖尿病になりやすいことがわかってきました。

痩せていても、糖尿病になる要因は、
【少ない筋肉】

筋肉は収縮することによって、血液中のブドウ糖を取り込み、エネルギー源とします。
痩せていて、筋肉量が少ない人は、食後に十分な量のブドウ糖を筋肉に取り込めず、高血糖を生じやすいと考えられています。
活動量や筋肉量を増やすことが大切です。

糖尿病の合併症 ~覚え方は、「しめじ」と「えのき」~

血糖値が高い状態が続くと、血管や神経が傷つけられ、全身にさまざまな合併症を引き起こします。

合併症の覚え方は、「しめじ」と「えのき」。

細い血管が傷ついて起こる合併症

細い血管が傷ついて起こる合併症は、神経、目、腎臓に症状が現れる、『糖尿病の三大合併症』。頭文字をとって「しめじ」と覚えることができます。

・・・神経(んけい)の症状 ※手足のしびれ、感覚のまひ等
・・・目()の症状 ※網膜症、白内障など (成人の中途失明の原因上位)
・・・腎臓(んぞう)の症状 ※腎症・腎盂(じんう)腎炎 (人工透析の原因第1位)

太い血管が傷ついて起こる合併症

太い血管が傷つくと、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を引き起こします。「えのき」と覚えることができます。

・・・壊疽(そ) ※血管障害・皮膚の感染症などから足が腐る
・・・脳卒中(うそっちゅう) ※脳梗塞や脳出血
・・・虚血性(ょけつせい)心疾患 ※心筋梗塞・狭心症など

糖尿病を予防・改善するポイント ~生活習慣の改善で予防ができます!~

改善ポイント 心がけたい内容

1.食事
(正しい食習慣)

◆バランスの良い食事
◆野菜を食べる、野菜から食べる
◆ゆっくりよく噛み、腹八分目

2.運動
(無理のない運動の継続)

◆有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギング、サイクリングなど)
→体に酸素を取り込みながらエネルギーを消費し、血糖の上昇を抑えます。
◆筋力トレーニング
→筋肉が糖をとりこんでくれるので、筋肉が増えるとインスリンの働きもよくなり、基礎代謝もアップします。
◆佐倉市では、筋力アップに効果的な「Sakura 10 Minutes Exercise(佐倉市オリジナル体操)」を推進しています。

3.定期的な健診受診 糖尿病は自覚症状がほとんどないので、年1回の健診をぜひ受けましょう。「HbA1c(へモグロビンエーワンシー)」「空腹時血糖」の値で判定区分がわかり、早期発見ができます。

 

糖尿病の予防をはじめ、健康づくりに関する事業のご案内

市では、市民のみなさまの健康づくりのための各種教室・相談を実施しております。
内容などの詳細は、各ページよりご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

[健康推進部]健康推進課(成人保健班)
〒285-0825千葉県佐倉市江原台2丁目27番地
電話番号:043-312-8228
ファクス:043-485-6714

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