高齢者の見守りについて

更新日:2022年06月01日

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高齢者の見守りについて ~気づいて つないで 見守って つながる 佐倉市~

令和3年10月末現在の佐倉市の高齢化率(65歳以上の率)は32.7%。市の人口の概ね3人に1人が高齢者という状況です。高齢化が進む中で、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯、ご近所との繋がりを好まない方など、いざというときに人の目が届かない・届きづらい方もいます。

高齢者の見守りについては、民生委員・児童委員や自治会による見守り活動のほか、地区社会福祉協議会による支えあいサービス(ごみ出しや草刈り等)、地域における催し物や集会、地域事業者による見守り協力事業者ネットワーク、通いの場、配食サービス、高齢者台帳への登録、SOSネットワーク(行方不明者の捜索等)、緊急通報サービスなど、多くの団体等が様々な取り組みを行っていますが、その活動範囲や頻度には限界があります。

高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていくには、同じ地域に住むご近所さん同士が、なにげなく気にかける・かけあえるような雰囲気づくり(緩やかな見守り体制)が必要です。そのためには、まずは異変に気づけること、そして、異変を見つけたときにどこに連絡するか(繋げるか)を知っていることが大切です。

このことから、佐倉市では令和2年度から「高齢者見守り事業」を実施し、地域における緩やかな見守りに関する周知や啓発等を行っています。取り組み内容や啓発用パンフレット等を掲載しておりますので、ご活用ください。

令和2年度の実施内容

令和2年度は、以下の項目について事業実施しました。

※個人情報に係る部分を一部墨塗りしています。

(1)緩やかな見守り体制構築のための調査検討

地域での緩やかな見守り体制の構築を推進していくには何が必要か、民生委員・児童委員の皆さまにアンケート調査をご協力いただきました。また、この結果をもとに、あり方検討部会を設置し、今後の方向性について議論いただきました。内容につきましては以下のとおりです。

(2)見守り協力事業者ネットワークの体制強化

佐倉市では、日々の業務の中で高齢者を見守っていただき、異変を感じたときは、地域包括支援センター等に、その旨を伝えていただける事業者との間で、見守りに関する協定を締結しております(令和3年8月2日現在 84事業者)。

事業者による見守り活動について、問題点や活動に関するアンケートを実施したほか、事業者間での情報交換会を実施しました。また、見守り活動を行うにあたり、より円滑な活動に繋がるよう、対応マニュアルを作成しました。

(3)見守りに関するパンフレット作成

高齢者の見守りに関するパンフレットを作成し、回覧を実施した他、各公共施設等で配架しました。

令和3年度以降の高齢者見守り事業の実施方針

アンケート結果や、地域による緩やかな見守り体制検討委員会からの報告を受け、「地域住民同士の気に掛け合う意識の醸成」と「情報の連携」に関する地域の仕組みづくりを、今ある資源を活用しながら推進してまいります。

「気づきの目」と「つなぐ感覚」を持ちましょう

地域の見守り力向上のためには、異変に気づける「気づきの目」の醸成と、いざというときに、必要な機関へと繋ぐことができる「繋ぐ感覚」を身につけることが大切です。これらの情報と市内の団体による取組事例を掲載したパンフレットを作成しました。

この記事に関するお問い合わせ先

[福祉部]高齢者福祉課(地域支援班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6343
ファクス:043-486-2503

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