狂犬病は過去の病気ではありません
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飼い犬には狂犬病予防接種を必ず受けさせてください
「狂犬病」とはウイルス性の感染症で、犬だけでなく人はもちろん、猫、猿、馬などあらゆるほ乳動物に感染します。この病気は発症した動物にかまれることで感染し、しばらくの潜伏期間ののちに発症します。発症すれば全身ま痺、呼吸困難などを起こし100%死亡する大変恐ろしい病気です。戦後日本でも狂犬病が流行し、多くの人の命が奪われました。
そこで1950年、狂犬病予防法が施行され、狂犬病予防注射の接種、輸入犬の検疫、野犬の捕獲を徹底した結果、1957年以降日本では狂犬病は発生していません。
しかし、世界のほとんどの国では狂犬病撲滅に成功しておらず、いまだに発生しています(狂犬病の発生状況)。交通機関が発達した現在では、他国から狂犬病が日本に侵入することも十分考えられます。
このため、狂犬病は決して過去の病気ではないことを認識し、狂犬病予防注射を徹底的に行なうことが大変重要です。今後も公共の安全を守るため、「犬の登録義務」と「年1回の狂犬病予防注射の接種義務」を守りましょう。
更新日:2022年06月01日