佐倉市ごみの減量について
1 廃棄物の減量の状況
ごみの排出量
佐倉市から排出されているごみの総量は、令和5年度が47,747トンであり、令和元年度の53,141トンに比べて、約10%にあたる5,394トン減少しています。
市民1人1日あたりに換算すると、令和5年度は765グラムであり、令和元年度の828グラムと比べ63グラム減少しています。これを全国と比較すると、全国の令和5年度の1人1日あたり851グラムよりも86グラム少なくなっています。
また、自治会、子ども会などが新聞、雑誌、ダンボールなどを集団で回収している集団回収量は令和5年度2,835がトンであり、令和元年度の3,775トンに比べて、940トン減少しています。
なお、事業系ごみでは市町村等で処理されるもの以外に、直接リサイクルルートに回るものもあります。

2 ごみ処理基本方針
基本方針1:4R(リフューズ、リデュース、リユース、リサイクル)の推進
優先的にリデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再使用)を行い、その次にリサイクル(再生利用)に取り組みます。また、リフューズ(断る)を加えた4Rとして、市民・事業者が参加しやすい循環型社会の形成を目指します。
リサイクルにおいては、回収できる資源化量の更なる拡大と、より高品質なリサイクルを目指します。
基本方針2:循環型社会づくりに向けた協働の推進
循環型社会づくりのため、市民・事業者・市のそれぞれがごみや環境に配慮した生活及び事業活動を営むとともに、3者が協働して過剰包装の抑制などのごみの減量、資源の有効利用、適正処理を進めます。
基本方針3:環境負荷の少ない適正な処理・処分
市民・事業者に一層の分別への協力を求め、効率・効果的な分別区分、排出方法、収集体制の検討をおこなっていきます。
処理・処分においては、ごみの減量化・再資源化を促進し、環境に配慮した適正な処理体制の整備に努めるとともに、安定したごみ処理が図れるよう、佐倉市、酒々井町清掃組合及び酒々井町と協議していきます。また、既存の民間ルートでの減量化、資源化のほか、民間事業者の新たなリサイクル技術を活用し、再資源化や適正処理を進めます。
3 一般廃棄物を減量するための措置
(1)佐倉市の実践行動
集団回収等への支援
〈資源回収協力報奨金制度〉
ごみの中から有価物を資源化するため、町会、自治会、子ども会等が行う資源回収に対して報償金を交付し、リサイクルの啓発とごみの減量再資源化を図っています。この制度は、既存の廃品回収業による資源回収ルートを生かせるとともに、地域団体の支援や市のごみ収集量の減量を図れる有効な制度です。
制度の詳細:資源回収協力団体への報償金について
生ごみ処理機器購入設置者への補助金制度の推進
多量排出事業者への減量化指導
〈事業系一般廃棄物減量計画書〉
多量に事業系一般廃棄物を排出する事業者(事業用建築物の延べ床面積3,000平方メートル以上を所有、管理または占有する事業者等)に対し、一般廃棄物の運搬または処分すべき場所及び方法その他必要な事項を指示しています。
制度の詳細:事業系一般廃棄物減量計画書
環境への意識啓発の推進
〈ゴミゼロ運動〉
ごみの散乱防止と再資源化促進の普及啓発を目的に、毎年5月30日(ゴミゼロの日)を中心に実施しています。
(2)4Rの推進に向けた行動提案
市民の実践行動例
- 集団回収の推進
- 買い物袋の持参
- 生ごみの堆肥化等による再利用
- 不必要な包装の辞退
- 使い捨て商品の使用削減
- 修理店の利用
- 再生品の使用
- リサイクルショップの利用
- リターナブル容器製品の選択
事業者の実践行動例
- ごみになりにくい製品づくり
- 修理サービス体制の充実
- 包装の適正化
- 詰め替え製品づくり
- 古紙等の分別資源化
- 空き容器等の自主回収の推進
- 再生品の利用
- 廃棄後の製品の資源化
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更新日:2025年10月14日