佐倉市70年の歩み(1954年~1988年)

更新日:2024年09月10日

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はじめに

佐倉市は昭和29年3月に2町4村合併により、市制を開始いたしました。

その後、昭和30年に馬渡地区が、昭和32年に飯重・吉見・畔田・羽鳥・生谷の5地区が佐倉市に編入され現在に至っています。

令和6年は市制施行70周年にあたる記念の年となります。

そこで、佐倉市が保管する記録写真や広報紙と共に、佐倉市の歩みを辿ってみましょう。

※令和6年10月2日(水曜日)から夢咲くら館にて本記事に関連するパネル展示を行う予定です。本ページでは見づらい一部の広報紙記事についてはパネル展示でも展示しますので併せてご覧ください。

佐倉市の歩み

・1989年~2018年(平成元年~平成30年) はこちら

・2019年~2024年(平成31年/令和元年~令和6年) はこちら

1954年(昭和29年)~1988年(昭和63年)

1954年(昭和29年)

昭和29年3月31日に佐倉市市制施行しました。
市役所職員は161名、市議会議員は特例で各町村の議員が在籍したため108名いました。(佐倉市蔵)

昭和29年7月15日発行の最初の広報紙

3月    佐倉町、臼井町、志津村、根郷村、和田村、弥富村の合併により、佐倉市制施行 
        (面積89.7平方キロメートル、人口35,120人)
4月    木倉和一郎氏市長に就任
7月    市制記念式典挙行

1955年(昭和30年)

昭和30年3月10日に馬渡が編入され、4月9日に式典が行われました(広報紙:昭和30年5月号)。

市章

4月1日に市章が制定されました。
馬のくつわにつける金具である鐶(かん)を、花びらに見立てて、桜の花を形どったものです。
鐶は、乗馬の際、馬を引き締める大切な金具であり、佐倉市の発展への強い意志を表すもので、桜は、平和な田園都市を表現しています。

1月    国民健康保険実施
3月    旭村大字馬渡を佐倉市に編入
         第1回市議会議員選挙実施
4月    市章制定
9月    根郷中学校が南部中学校に名称変更、現在地に移転

1956年(昭和31年)

昭和30年代の新町通り。奥のほうにバスが見えます。(佐倉市蔵)

バス開通を祝う記事(広報紙:昭和31年6,7月号)

7月      佐倉田町-神門-岩富-八街間のバス開通
11月    市営水道給水開始
12月    国鉄佐倉駅-京成佐倉駅-酒々井局-七栄間のバス開通

1957年(昭和32年)

千代田地区編入のお知らせ
(広報紙:昭和32年2月号)

千代田地区の編入により出張所が設置されました。(佐倉市蔵)

1月      四街道町の5集落(生谷、畔田、吉見、飯重、羽鳥の現千代田地区)を佐倉市に編入
3月      佐倉中学校新校舎完成
4月      市役所千代田出張所開設
12月    都市計画道路田町-本町線着工(昭和40年開通)

1958年(昭和33年)

印旛大橋が完成(広報紙:昭和33年6月号)

市営菖蒲園が昭和33年7月に開園しました。

現在はその跡地(田町)に石碑が残っています。(佐倉市撮影)

印西方面への道路も起工しました。
(広報紙:昭和33年12月号)

4月    岩淵剛氏市長に就任
6月    印旛大橋完成

1959年(昭和34年)

昭和34年4月15日に始まった市営有線放送事業の披露式が7月1日に行われました。
(広報紙:昭和34年7月号)

3月      新市建五か年計画策定
4月      市営有線放送電話発足(~昭和50年3月)
10月    堀田正久氏市長に就任

1960年(昭和35年)

日米修好100年祭記念祭での米国大使館ロバート・ボイラン氏の挨拶の様子です。
正面の祭壇には日米修好通商条約の締結に尽力した佐倉藩主堀田正睦の肖像が飾られています。
(佐倉市蔵)

日米修好100年祭についての記事(広報紙:昭和35年5月号)

6月    日米修好100年祭記念式典を佐倉第一小学校で開催
9月    佐倉市商工会発足
         和田中学校と弥富中学校が南部中学校に統合

1961年(昭和36年)

京成佐倉駅の移転工事が昭和36年7月20日に着工しました。(広報紙:昭和36年9月号)

3月    財団法人佐倉市振興協会発足
4月    志津小学校第一分校が上志津小学校として独立
8月    佐倉第一小学校(現佐倉小学校)にはじめて学校プールを設置

1962年(昭和37年)

船戸大橋の工事が起工しました。(広報紙:昭和37年2月号)

移転工事完了後の京成佐倉駅。(佐倉市蔵)

移転後の京成佐倉駅が開通しました。(広報紙:昭和38年1月号)

12月    佐倉市消防団常備部設置
           京成佐倉駅が現在地に移転

1963年(昭和38年)

3月23日に行われた舟戸大橋竣工式の様子です。(佐倉市蔵)
令和3年に架換えしています。佐倉サイクリングマップの「西印旛沼周遊コース」のルートにもなっています。

昭和38年11月15日に国民宿舎湖畔荘が落成しました。老朽化のため平成8年に閉館しました。
現在は「印旛沼サンセットヒルズ」になっています。(広報紙:昭和38年12月15日号)

3月      舟戸大橋完成
4月      印旛し尿処理組合(昭和56年5月から印旛衛生施設管理組合)設立第一工業団地造成着手
10月    交通安全都市宣言
11月    国民宿舎湖畔荘落成

1964年(昭和39年)

オリンピック聖火の通過をお知らせする記事。(広報紙:昭和39年5月号)

市制十周年記念行事の行事一覧。市制十周年を記念して「佐倉音頭」が作成されました。
(広報紙:昭和39年10月号)

9月      佐倉市農業協同組合発足
10月    東京オリンピック聖火が市内を通過
11月    市制施行10周年記念式典を佐倉中学校体育館で挙行

1965年(昭和40年)

消防署の設置が決まったことを知らせる記事。(広報紙:昭和40年3月号)

4月    消防本部と消防署を設置
7月    佐倉市、習志野市、酒々井町葬祭組合設立
        (平成5年4月から佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合)
         志津地区(中志津)に角栄団地着工

1966年(昭和41年)

佐倉市、酒々井町清掃組合が設立されました。

昭和62年に現在の酒々井町墨に移転しました。(広報紙:昭和41年11月号)

1月    佐倉市、酒々井町清掃組合設立
3月    臼井小学校新校舎完成

1967年(昭和42年)

佐倉市長から彦根市長への記念通話の様子です。(佐倉市蔵)
その後電話網が広がり、平成4年に市外局番「043」が付きました。

9月に初の下水処理場が完成しました。(広報紙:昭和42年12月号)

3月      ダイヤル式自動電話開通(42年度末で2,486台)
4月      下志津小学校開校
11月    佐倉東高等学校新校舎完成

1968年(昭和43年)

国鉄の電化開通。(広報紙:昭和43年5月号)

4月から救急業務が始まりました。
(広報紙:昭和43年5月号)

10月26日に行われた明治100年の記念式典の様子です。(佐倉市蔵)

2月      国鉄千葉~佐倉間複線開通
3月      国鉄千葉~成田間電化開通
4月      和田小学校新校舎完成
           臼井保育園開園
           人口5万人突破
7月      佐倉市社会福祉協議会設立認可
10月    明治100年記念式典を佐倉中学校体育館で開催

1969年(昭和44年)

5月7日に行われた国道51号線開通式の様子です。(佐倉市蔵)

明治27年に佐倉駅ができてから75年間にわたり使用された蒸気機関車の引退を知らせる記事。
(広報紙:昭和44年11月号)

3月    水資源開発公団による印旛沼開発工事完成
5月    国道51号開通式

1970年(昭和45年)

平成22年に公募された佐倉市民憲章のマスコットキャラクター「みらいくん」

 

佐倉市民憲章(昭和45年12月23日制定)

わたくしたちは、印旛沼湖畔のきれいな空気と緑と太陽と歴史に恵まれた佐倉市民です。
全市民は、力を合わせてこの憲章を守り、理想のまちをつくりましょう。

 1.私たちは、美しく清潔なまちをつくりましょう。
 1.私たちは、公衆道徳を守り、スポーツを愛し、明るいまちをつくりましょう。
 1.私たちは、歴史や自然を大切にし、おくゆかしいまちをつくりましょう。
 1.私たちは、老人を敬い、子どもを愛し、あたたかいまちをつくりましょう。
 1.私たちは、創意と努力をもって、豊かなまちをつくりましょう。

2月16日に起工式が行われ、新庁舎(現:佐倉市役所1号館)の建設が始まりました。
(広報紙:昭和45年3月号)

4月      志津保育園開園
7月      市街化区域及び市街化調整区域の区域区分(線引き)が初めて実施される
12月    佐倉市民憲章制定

1971年(昭和46年)

市の木(桜)と市の花(花菖蒲)が公募で決まりました。(広報紙:昭和46年2月号)

川崎銀行の建物を利用していた旧庁舎。現在は佐倉市立美術館のエントランスホールになっています。(佐倉市蔵)

完成した新庁舎。(佐倉市蔵)

2月      市の木を桜、市の花を花菖蒲に決定
3月      海隣寺町に市役所新庁舎が完成
4月      井野小学校開校
           根郷保育園開園
10月    東関道自動車道宮野木~富里間開通、佐倉インターチェンジ開設

1972年(昭和47年)

市民憲章推進さくら号(61人乗り大型バス/昭和47年購入)と本庁舎。(佐倉市蔵)

鉄道100周年記念行事で昭和44年ぶりに蒸気機関車が走りました。(広報紙:昭和47年11月号)

4月    佐倉市外二町消防組合(平成4年4月から佐倉市八街市酒々井町消防組合)発足
9月    印旛郡市広域市町村圏事務組合発足

1973年(昭和48年)

人口増加に伴う住宅地の開発で、新たな遺跡が発見されました。(広報紙:昭和48年3月号)

当時の文化財の分布図。(広報紙:同左)

佐倉東高等学校と佐倉高等学校が若潮国体のレスリング会場になりました。
(広報紙:昭和48年2月1日号)

4月    上志津中学校開校
         北志津保育園開園
9月    和田幼稚園開園
10月  志津公民館開館
         若潮国体開催、佐倉市がレスリング会場になる

1974年(昭和49年)

中央公民館祭の様子です。(佐倉市蔵)
新庁舎完成に伴い、昭和46年から昭和51年まで中央公民館として使用されました。

昭和29年の市制施行以降の人口推移。

(広報紙:昭和49年10月15日号)

市制施行20周年記念式典を伝える記事。

(広報紙:昭和49年11月15日号)

4月    南志津小学校開校
         弥富幼稚園開園
6月    第1次基本構想スタート
10月  市制施行20周年記念式典を佐倉東高校で挙行
         岩名運動公園第1野球場開設

1975年(昭和50年)

野鳥の森もオープンしました。(佐倉市蔵)

旧佐倉順天堂が千葉県指定史跡になりました。

(広報紙:昭和50年5月1日号)

城南橋の名前は公募で決まりました。

(広報紙:昭和50年9月15日号)

4月      志津地区の一部を八千代市に編入
           佐倉東小学校開校
           南志津保育園開園
           和田公民館、和田派出所新築オープン
10月    菊間健夫氏市長に就任

1976年(昭和51年)

中央公民館が移転開館しました。

(広報紙:昭和51年6月1日号)

岩名運動公園の整備が進んでいます。

(広報紙:昭和51年6月15日号)

図書館開館のその後を伝える記事。

(広報紙:昭和52年3月1日号)

4月      心身障害者福祉作業所「みちしばの園」(~平成6年3月)が井野に開園
           臼井中学校開校
5月      中央公民館現在地に移転
10月    市立図書館開館

1977年(昭和52年)

健康管理センターの建設と京成臼井駅の移転を知らせる記事。(広報紙:昭和52年3月15日号)
臼井駅は現在より580mほど成田方面の旧街道沿いにありました。

4月    県立佐倉西高等学校開校
         西志津小学校開校

1978年(昭和53年)

国立歴史民俗博物館の建設が始まりました。
(広報紙:昭和53年5月15日号)

草ぶえの丘もオープンに向けて準備が進められています。(広報紙:昭和53年6月15日号)

完成した健康管理センター。(佐倉市蔵)

当時の駅前周辺の様子がわかる記事。

(広報紙:昭和53年10月1日号)

京成臼井駅前。写真は昭和55年の大楠植樹後に撮影。(佐倉市蔵)

前身の「印旛姫の宮奉納花火大会」から場所などを変え、「印旛沼花火大会」として実施するようになりました。現在も「佐倉花火フェスタ」として多くのかたに親しまれています。
(広報紙:昭和53年8月1日号)

4月      佐倉東保育園開園
10月    京成臼井駅が新駅へ移転
           健康管理センター完成
12月    老人憩いの家「うすい荘」オープン

1979年(昭和54年)

草ぶえの丘がオープンしました。
(広報紙:昭和54年4月15日号)

国立佐倉病院(現:聖隷佐倉市民病院)が開院しました。(広報紙:昭和54年5月1日号)

(広報紙:昭和54年7月1日号)

オープン当初の上座総合公園プール。(佐倉市蔵)

4月    志津児童センター開設
5月    学童農園「佐倉草ぶえの丘」が飯野にオープン
         国立佐倉療養所が国立佐倉病院として江原台に移転、診療開始
7月    上座総合公園プールオープン
9月    「佐倉市休日夜間急病診療所」を健康管理センターに開設

1980年(昭和55年)

完成当時の市民体育館。(佐倉市蔵)

省エネルギーモデル都市に指定され、「省エネルギー都市宣言」を行いました。
(広報紙:昭和55年7月15日号)

3月    老人憩いの家「千代田荘」オープン
4月    人口10万人突破
         市民体育館オープン
6月    経済企画庁の省エネルギーモデル都市に指定、省エネルギー都市宣言
9月    小竹小学校開校

1981年(昭和56年)

当時の志津駅。(佐倉市蔵)

国立歴史民俗博物館(歴博)の開館に向けての記事。(広報紙:昭和56年2月1日号)

4月    間野台小学校開校
         老人憩いの家「志津荘」オープン
         佐倉市高齢者福祉作業所(管理運営:シルバー人材センター)と
         心身障害者福祉作業所「鏑木の園」(~平成6年3月)が鏑木町に開設

1982年(昭和57年)

当時のユーカリが丘駅周辺。(佐倉市蔵)

現在まで続く「佐倉朝日健康マラソン大会」が始まりました。
(広報紙:昭和57年4月1日号)

1月      図書館志津分館開館
3月      第1回佐倉朝日健康マラソン大会開催
4月      井野中学校開校
5月      老人福祉センターと「さくらんぼ園」が大篠塚に開所
8月      佐倉市シルバー人材センター設立
11月    京成ユーカリが丘駅開業
           ユーカリが丘線「ボナ」営業開始

1983年(昭和58年)

国立歴史民俗博物館(歴博)が3月18日に開館しました。(広報紙:昭和58年3月15日号)

市制30周年に向けての特集(広報紙:同左)

昭和58年4月14日に行われた三逕亭開亭記念茶会の様子です。(佐倉市蔵)
東京都港区の乃木神社から移築されました。

3月    市制施行30周年記念式典を市民体育館で挙行、緑の都市宣言
         国立歴史民俗博物館開館
        「農村婦人の家」が岩富町に完成
4月    県立佐倉南高等学校開校
7月   「佐倉老幼の館」が弥勒町にオープン

1984年(昭和59年)

佐倉市民音楽ホールの開館を伝える記事
(広報紙:昭和59年11月1号)

開館記念事業の一覧。
(広報紙:昭和59年8月1日号)

11月3日の市民音楽ホール落成式典の様子です。(佐倉市蔵)

4月      第2次基本構想第一期基本計画スタート
           王子台小学校開校
           財団法人佐倉緑の銀行設立
           青少年センターが岩名運動公園にオープン
11月    市民音楽ホール、臼井公民館、臼井・千代田出張所オープン

1985年(昭和60年)

およそ1年かけてJR佐倉駅舎の橋上化等の工事を行いました。(広報紙:昭和60年12月15日号)

12月18日に行われた国鉄佐倉駅橋上駅舎落成式の様子です。(佐倉市蔵)

4月      印旛広域水道用水供給事業から表流水受水開始
5月     「臼井老幼の館」が王子台6丁目にオープン
11月    佐倉順天堂記念館開館
           社会福祉センター完成
12月    国鉄佐倉駅橋上駅舎完成

1986年(昭和61年)

4月1日に行われたオンラインシステムの開通式の様子です。(佐倉市蔵)

佐倉新町資料館が開館しました。
建物は明治21年年以降様々な役目で使用されてきました。(広報紙:昭和61年11月1日号)

3月      国際観光モデル都市の指定を受ける
4月      青菅小学校開校
           佐倉市住民情報オンラインシステム開通
10月    全国地名シンポジウム開催
11月    佐倉新町資料館開館

1987年(昭和62年)

昭和62年5月10日に佐倉日蘭協会が設立されました。(広報紙:昭和62年5月1日号)

佐倉日蘭協会設立総会の様子です。
(佐倉市蔵)

昭和62年を振り返る(広報紙:昭和62年12月15日号)

2月    佐倉市酒々井町清掃組合酒々井リサイクル文化センターが酒々井町墨に完成
4月    寺崎小学校開校
         佐倉東中学校開校
         敬愛短期大学が山王1丁目に移転、開校
         郵政省の郵トピア構想モデル都市指定を受ける
5月    佐倉日蘭協会発足
7月    オランダ ライデン市長、当市を表敬訪問
8月    14,000人の参加による「印旛沼フェスティバル」が開催される

1988年(昭和63年)

ストリートオルガンが公開されました。(佐倉市蔵)
現在も月1回の演奏会を行っています。

昭和63年を振り返る(広報紙:昭和63年12月15日号)

3月      志津コミュニティーセンター、北志津児童センターが井野にオープン
4月      臼井西中学校開校
           西志津中学校開校
8月      青少年体育館が江原新田にオープン
11月    財団法人佐倉国際交流基金発足

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