1.都市計画って何

更新日:2022年06月01日

ページ番号: 4934

 「都市計画」とは、一言でいえば「いいまちづくり」のための計画です。
 都市計画法では、「都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画」と定義されています。
 つまり、都市計画は、人口・産業の集積の場である都市の環境を保全し、その機能を増進するためにおおむね20年ぐらいの長期の見通しにたってその都市の将来像、市街地の規模、土地利用の方針等を決め、必要な街路、公園等の都市施設の位置配置・規模を決めて、全体として調和のとれた市街地を作り上げるための手法です。

 都市には、大勢の人が集まり、働き、学び、そして生活しています。もし、誰もが自分の都合だけで生活したり、仕事をしたりすると、他の人の生活や仕事に迷惑をかけたり、全体から見ると不都合な場合があります。
 例えば、住宅地の真ん中に、自分の土地だからといって大きなお店や工場を建てる人がいたらどうでしょうか。周りの住宅では陽が当たらなくなり、静かな住宅地だったところがお店や工場に出入りする人や車で騒がしくなり、道路も車であふれることになりかねません。このように都市では自分の土地を使うのにも、まわりのことを考えないと大勢の人に迷惑をかけることになるのです。
 ですから、大勢の人が生活している都市では、土地の使い方や建物の建て方にマナーが必要なのです。こうしたマナーをみんなに共通のルールとして定め、それをお互いに守っていかなければなりません。
 また、都市で生活し、働いていく上で、道路、公園、下水道などのまちの骨組みとなる公共施設は欠かせません。例えば、住宅地といっても、建物の建つ敷地だけがあればよいのではなく、道路などの公共施設があって、はじめてそこで暮らせるのです。こうしたみんなに共通の都市施設は、まちの中の住宅などの分布、人や物の流れ、他の都市との関係などを考えて、あらかじめ計画を立てておき、それに従って整備をしていく必要があります。
 さらに、新しいまちをつくったり、古くなったまちをつくり直すためにも、まち全体の中でのその地区の役割などを考えて、計画的に進めていくことが大切です。その一方で、まちの中の貴重な自然をみんなで守り、残していくことも、まちづくりの中でこれからますます重要になります。

 このように、都市計画には、土地の使い方や建物の建て方についてのルールをはじめ、まちづくりに必要な多くのことがらが定められています。

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