第3次佐倉市総合計画・基本構想

更新日:2022年06月01日

ページ番号: 4611

計画期間

平成13(2001)年度から平成22(2010)年度

想定人口

17万6千人 (平成18年3月改定)

将来都市像

歴史 自然 文化のまち

 豊かな自然や歴史・文化に育まれてきた佐倉市は、21世紀初頭における社会経済の著しい変化に対応しながら、佐倉らしさを大切にします。また、都市としての自立性を高めるとともに、市民一人ひとりが心豊かに、生き生きと暮らせる活力にみちたまちをめざします。

  • 豊かな自然を引き継ぐ、環境と調和したまち
  • 個性あふれる生活圏が連携した、生き生きと暮らせるまち
  • 市民がつくる、活力にみちたまち

土地利用の基本方針

市街化区域の土地利用

 個性豊かな都市機能や都市施設の整備・充実を図り、利便性の向上など快適な都市空間づくりのための土地利用を進め、にぎわいと活力のある地域の拠点づくりをめざします。
 また、緑地の保全並びに整備、まちの景観への配慮など、都市としての良好な市街地環境を保ち、安心して暮らせるまちづくりを進めます。

市街化調整区域の土地利用

 本市の貴重な資源である、豊かな自然環境を保全するとともに、これらを活用した市民の活動や産業の振興など、地域の活力の場として展開していきます。
 また、本区域において、市街地を形成する場合は、環境に十分に配慮しながら秩序ある土地利用を図っていきます。

まちづくりの基本方針

思いやりと希望にみちたまちづくり ~健康・福祉の充実~

 高齢社会の到来や少子化の進行などにより、地域ぐるみの福祉をより一層充実させていくことが求められています。
 高齢者、障害者、子どもを含めたすべての市民が、互いに尊重しながら、心のふれあいや人々が支え合う地域社会づくりを進めます。
 だれもが住み慣れた地域の中で安心して、生き生きとした生活を送ることができるよう、保健・福祉・医療の充実、連携を推進するとともに、男女が平等に社会参画し、市民が生涯を通じて健康で、心豊かに生きがいを持って社会参加できるような環境の確立をめざします。

  • 生涯を通じた健康づくりの推進
  • 生きがいのある長寿社会づくりの推進
  • 質の高い福祉社会づくりの推進
  • 自立生活のための市民活動の推進

水と緑に囲まれた、快適で安心して暮らせるまちづくり ~生活環境の向上~

 印旛沼や谷津田に代表されるような自然環境の保全や、適切な処理が求められるごみ対策などの従来の環境問題に加え、災害に強いまち、犯罪のないまちといった、安心して暮らせるための環境整備も生活環境の問題としてとらえ、快適な環境の確保を総合的に推進します。
 特に、自然環境が人間の内面に働きかける癒し効果も快適環境の重要な要素であるとの認識に立ち、環境負荷の低減を図りながら、都市の利便性や安全性を確保していくことが必要です。
 このため、本市の特色である「豊かな水と緑」との共生を中心にしながら、快適で安心して暮らせるための生活関連施設の整備や情報提供、環境教育などの施策を、市民や企業と連携を図り総合的に推進し、自然環境に配慮した快適な生活環境づくりを推進します。

  • 環境共生の実現
  • 循環型社会の構築
  • 快適な生活環境の創出
  • 安心して暮らせる生活環境づくり

英知を伝え、心豊かな明日を育むまちづくり ~文化・学習の推進~

 文化が人を育み、また、人が文化を創るという視点に立ち、本市の恵まれた自然や歴史など地域の資源を積極的に活用しながら、心豊かでうるおいにみちた市民生活の実現をめざしていきます。
 このためには、地域全体で子どもたちがすこやかに成長できる環境を整備するとともに、市民の学習に対するさまざまな要望に的確に応え、市民自らが地域に根ざした健康で個性豊かな生活を創造していくことが必要となります。
 家庭、地域、学校、行政などが相互に連携を図りつつ、市民の生涯にわたる多様な文化・学習活動に対して幅広い支援を推進します。

  • 人間尊重社会の推進
  • 時代を担う子どもたちの成長支援
  • 個性あふれる地域文化の創造
  • スポーツ・レクリエーションの振興

創造性と活力にみちたまちづくり ~産業経済の振興~

 産業経済を取り巻く環境が著しく変化する中で、農林水産業・商業・工業のそれぞれの分野で進む産業経済構造の転換を見すえながら、企業・事業者・生産者・市民、そして行政が新たな関わりを持つ仕組みを構築するなど、新しい産業活動の基盤整備を進める必要があります。
 このため、既存産業の振興に加え、新しい産業振興区域の形成により情報関連産業などの振興を図るとともに、既存の産業集積の有効活用や都市基盤整備を推進し、地域の産業経済の個性化と活性化を図りながら、都市の自立性を高めます。
 また、本市の地域特性を最大限に活かしながら、市民相互や、他の地域の人々との交流、さらに関連する産業との連携を推進することにより、観光産業などの振興に努めます。

  • 新しい産業活力の創出
  • 自立性の高いまちづくりの推進
  • 交流と連携による地域活力の創出
  • 産業振興のための基盤整備の推進

多彩なふれあいが広がるまちづくり ~都市基盤の充実~

 人々の価値観の多様化や生活様式・社会構造の変化にともない、これまでの機能性や効率性を重視した整備に加え、地球環境に配慮した環境共生型のまちづくりや、災害に強いまちづくりが重要になっています。
 また、これからは、バリアフリー社会の構築はもとより、すべての人が暮らしやすい、ふれあいのまちづくりの考え方が必要になります。
 このため、市民、地域、企業、行政などが、さまざまな機会を通じて交流や連携を図り、佐倉らしさを活かした個性豊かな地域の発展をめざして、ゆとりとうるおいにみちた活気あるまちを創造します。
 特に、自然と調和した計画的な市街地整備やそれらを結ぶ交通網・情報通信網などの充実、さらには生活道路の整備を図り、安全で快適な質の高い都市基盤の構築に努めます。

  • 活力にみちた生活交流のできる都市づくり
  • 快適居住空間の形成とまちの顔づくり
  • 魅力ある生活空間づくりの推進
  • 高度な生活情報通信の充実

まちづくりの推進に向けて ~行政の取り組み、市民の参画~

 この基本構想を推進していくためには、行政の努力はもとより、市民の参画と協力が必要です。
 基本構想の実現に向け、次の3つの点に積極的に取り組んでいきます。

  • 重点的、効率的な行政運営の推進
  • 市民を主体とするまちづくりの推進
  • 男女共同参画社会の推進

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